収入があっても不安が消えない——それは“老後資金”に対する備えができていないからかもしれません。
この記事では、夜職を続けながらでも今からできる資産形成の方法を、FP(ファイナンシャル・プランナー)の視点で解説。
リアルな体験談もまじえ、専門的かつ実践的な対策をご紹介します。
なぜ“夜職”の老後は不安と言われるのか?
夜職で働く方にとって、老後への備えが難しいとされる理由には以下のような特徴があります:
- 厚生年金に未加入(国民年金のみ)
- 雇用保険・退職金がない
- 現金主義で「手元に残らない」収支構造
- 不安定な収入と浪費傾向
「老後2000万円問題」は夜職にとってどう影響する?
金融庁が示した「老後資金2000万円問題」は、夜職の方にとってはより深刻な問題です。
月々の生活費が足りなくなることが現実化する可能性が高く、自助努力で備える必要性が高い職種とも言えます。
FPが教える|夜職のための資産形成3ステップ
- まずは毎月5万円の貯金習慣をつける
支出を整え、現金残高を毎月積み上げることが第一歩。 - 積立NISA・iDeCoを活用する
税制優遇制度を使って「お金に働いてもらう」環境を作る。 - 副業収入の一部を「老後目的」に分ける
夜職収入の波をカバーする収入源として活用。
【体験談①】夜職10年目で初めて老後を意識したキャバ嬢の話
「30歳を過ぎて、毎月の売上はあるのに手元に何も残っていないことに気付きました」
そう語るのは、銀座で10年働くキャバ嬢・Rさん。
将来への漠然とした不安から、FPに相談したことで資産運用と積立の習慣をスタート。
「お金の不安が“数字”で見えて、逆に安心できた」と語ります。
【体験談②】元黒服→独立FPが語る「夜職×老後」のリアル
「20代の頃は、“今が稼ぎ時”とばかりに浪費してました」
元黒服の筆者も、過去に老後を全く考えずに過ごしていた経験があります。
現在はFP資格を取得し、法人化・企業型DC制度などを活用しながら資産形成を進めています。
夜職だからこそ、“守り”の知識が武器になると実感しています。
老後不安を放置しないために|今できること
- 支出を見える化し、「老後に回すお金」を仕分ける
- まずは月3万円からでも積立を始める
- 不安な人はFPに相談して、必要額と方法を明確に