夜職でも家は買える?|住宅ローンと審査の通し方【元黒服FPが解説】
「夜職だから家なんて買えない」──そんな風にあきらめていませんか?
実は、必要な対策をきちんとすれば、夜職でも住宅ローンを組むことは可能です。
元黒服で現在FPとして活動している筆者が、審査の通し方からリアルな体験談まで徹底解説します。
夜職でも住宅ローンは組めるの?
FPとして複数の「夜職×住宅ローン」相談に乗ってきましたが、共通しているのは「制度を知らないことで損をしている」こと。
夜職であっても、審査基準を理解し、必要な準備をすれば通過は十分に可能です。
住宅ローン審査で見られる5つのポイント
- 1. 収入の安定性(確定申告の内容・金額)
- 2. 信用情報(クレジットカード・ローンの支払い履歴)
- 3. 勤続年数と雇用形態(自営業者・フリーランスでもOK)
- 4. 返済負担率(年収に対する返済額の比率)
- 5. 所得税・住民税の納税状況(滞納がないか)
夜職だからこそ通りにくい3つの理由
- 確定申告をしていない(無申告状態)
- 収入証明があいまい(現金収入が中心)
- 開業届や屋号の登録がない(事業実態が不透明)
夜職でも審査に通るには?|5つの対策
- 1. 開業届の提出+確定申告の継続
- 2. クレジットヒストリーの見直し(携帯代・奨学金の延滞は要注意)
- 3. 税理士やFPへの事前相談
- 4. フラット35の活用(自営業でも通りやすい)
- 5. 頭金を増やす(借入額を減らす)
【体験談①】年収700万円・キャバ嬢が都内マンションを購入
29歳の彩さん(仮名)は、キャバクラ歴6年。昼の仕事と掛け持ちしながらも、夜職で月50万円以上を安定して稼いでいました。
2年前から確定申告を始め、屋号付きで事業届も提出。
その実績が評価され、地銀の住宅ローン審査に通過し、都内で2LDKの中古マンションを購入できたそうです。
【体験談②】元黒服→独立フリーランスでローン通過した例
32歳の翔さん(仮名)は、黒服を6年経験後に独立。現在は夜職経験を活かし、イベントやコンサルの仕事を個人事業として展開中。
開業届提出+3年分の確定申告実績で、フラット35を利用し中古一戸建てを取得しました。
「夜職だから無理だと思っていたけど、きちんと準備すれば通る」との声も。
夜職でも家が欲しいなら、今からやるべきこと
- まずは開業届+確定申告から
- 節税と信用構築を両立させる
- FP相談で早めに書類準備&資金計画を立てる
よくある質問Q&A
- Q:源泉徴収がなくてもローン審査は通る?
- A:通ります。確定申告書と通帳記録が証明になります。
- Q:家族にバレずにローンを組める?
- A:物件やローンの名義次第で可能ですが、慎重に計画を。
まとめ|“夜職=家は買えない”はもう古い
制度を知り、信用を積み上げれば、夜職であっても堂々と住宅ローンを通して家を持つことができます。
今から始められる対策を、今日から一歩ずつ始めましょう。
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