貯金ゼロの彼と結婚して大丈夫?チェックすべき3つの視点【FPが解説】

「彼に貯金がない」──結婚を考えたとき、あなたが不安になる理由

「彼と結婚したい気持ちはあるけど…
通帳の残高を見て、一瞬ひいた」

そう感じたことがある方、実は少なくありません。
貯金ゼロのまま結婚して大丈夫なのか?
不安になるのは当然です。

この記事では、FP(ファイナンシャルプランナー)視点
結婚前にチェックすべき“3つの視点”をわかりやすく解説。
後悔しない選択をするために必要な考え方を、体験談つきでお届けします。

【視点①】「今」よりも「お金との向き合い方」を見る

貯金がないこと自体よりも重要なのは、お金にどう向き合っているか

  • 貯金がないことに危機感があるか?
  • 今後貯める意志や計画があるか?
  • 浪費癖やギャンブルなど、悪い習慣がないか?

「今はないけど、これから増やす努力をしている」人と、
「なくても気にしていない」人では、結婚後の家計に天と地の差が出ます。

【体験談①】「貯金ゼロの彼」から一緒に家計改善した話

なおこさん(30)/メーカー勤務

彼は元々、給料はすぐ使うタイプで貯金はゼロ。
将来の話をした時に「やばいね…ちゃんとしなきゃ」と反省して、
一緒に家計簿アプリを始めました。

最初は面倒くさがってたけど、
「こんなに無駄遣いしてたんだ!」と自覚してからは
月2万円ずつの貯金が習慣に

「変わろうとしてくれた」ことが、何より嬉しかったです。

【視点②】借金・ローンの有無と内訳を確認しているか?

見落としがちですが、貯金ゼロと借金ありでは話が全く違います。

  • 奨学金や車のローン、返済中?
  • リボ払いやキャッシングの利用歴は?
  • 返済能力を超えて借金をしていないか?

結婚後は2人の信用情報が連動して扱われるケースも。
「借金=即NG」ではありませんが、
必ず内訳・理由・返済計画を確認しましょう。

【体験談②】借金を“言えなかった彼”と、正直に向き合えた理由

ゆうきさん(32)/営業職

彼女が実は奨学金を抱えていたことを、結婚直前に初めて知りました。
最初は「隠してたの?」ってショックでしたが、
よく聞くと「ちゃんと返済してるし、結婚後も一緒に考えたい」と。

そこでFPに相談して、返済と貯金のバランスを計画。
今では家計アプリで進捗を共有しています。

「借金がある=無理」ではない。
大事なのは、向き合い方でした。

【視点③】“金銭感覚”のズレは埋められるか?

貯金ゼロの背景には「金銭感覚の違い」があることも。
価値観の違いが大きすぎると、将来の目標が共有できないことに繋がります。

まずは下記のような点を話し合ってみてください:

  • 月にいくら使う/貯めたいか
  • 5年後・10年後にどんな生活をしたいか
  • 将来的な大きな出費(家・子育て)への備え

📱 家計簿アプリで“価値観”の見える化を

まずは2人で家計を「見える化」して、話し合いの土台にしましょう。

▶ 家計簿アプリを試してみる

FPからのアドバイス|「貯金ゼロ=NG」ではない

FPの立場から見ると、「今は貯金がないけれど、変わる意志がある人」は伸びしろがあります。

むしろ、「なんとかなるっしょ」「貯金とか意味なくない?」という
金銭管理への無関心こそがリスクです。

結婚は、愛情だけでなく生活の共同経営
だからこそ、「金銭感覚」と「行動の変化力」を見極めましょう。

💬 将来設計が不安な方へ|FPに無料相談できます

「このまま結婚しても大丈夫かな…?」という不安がある方は、
中立な立場のFPに一度話を聞いてもらうのもおすすめです。

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まとめ|“貯金ゼロ”は「未来への判断材料」にすぎない

結婚を考えるうえで、相手に貯金がないと不安になるのは当然。
でも大切なのは「今あるかどうか」よりも、これからどう変わるか

あなたが望む未来に、その人と一緒に進めそうか。
“お金の価値観”をすり合わせながら、将来を描ける相手かどうかを冷静に見極めましょう。


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